多くの高校で受けられている進研模試。
高校生が一番最初に受ける模試は進研模試なのではないだろうか。
中学校の頃の模試は高得点が当たり前だったけど、高校生になって最初に受けた進研模試が50点でぴえん。
なんて経験は誰にでもあるのでは?
でも安心しろ。進研模試の平均点はかなり低い。
今回は、
高1の進研模試の平均点が知りたい!
という人に向けて過去3年間の平均点を紹介するとともに模試の対策方法についても解説していく。
是非最後まで読んでみてほしい。
進研模試とは
進研模試は進研ゼミでお馴染みのベネッセが展開している模試だ。
一部のスーパー進学校が進研模試を受けていないこともあり、
お馴染みのテストである。そして偏差値が上ブレするという理由で何かと軽視されがちな模試であるのも事実だ。
高校1年生の進研模試の実施月は、
で一年に3回実施される。
試験科目は、
の3つでそれぞれ100点満点だ。
難易度としては基礎から標準的なレベルの問題が多いのだが、日頃の学習習慣がないと高得点は難しい。
基礎学力が身についているかどうかを確認する分には、全ての模試の中で進研模試が一番と言っても過言ではない。
進研模試の偏差値が50を切っているようだったら赤信号と捉えるのがベストだ。
そのままの学習習慣を維持していては有名大学進学はまず無理と考えろ。
煽りでもなんでもない。進研模試で50未満ははっきり言って論外である。
そういう場合は早々に一般入試を諦めて指定校推薦狙いに舵取りするのもアリだ。
高1の進研模試の平均点を3年分公開
偏差値50を切らないためにも平均点を意識することは非常に重要だ。
2019年〜2021年の3年間の進研模試の平均点をまとめてみたので参考にしてみろ。
高1進研模試平均点(7月実施)
2021年 | 2020年 | 2019年 | |
国語 | 40.2 | 44.0 | 43.5 |
数学 | 35.2 | 37.2 | 36.4 |
英語 | 38.8 | 41.0 | 40.3 |
高1進研模試平均点(11月実施)
2021年 | 2020年 | 2019年 | |
国語 | 41.4 | 38.0 | 46.2 |
数学 | 30.9 | 32.3 | 36.4 |
英語 | 30.8 | 40.2 | 37.9 |
高1進研模試平均点(1月実施)
2021年 | 2020年 | 2019年 | |
国語 | 35.0 | 42.3 | 43.8 |
数学 | 33.6 | 32.5 | 30.8 |
英語 | 38.3 | 35.5 | 33.7 |
進研模試は60点取れば偏差値60!
平均点を見てみると、
国語 | 40~45 |
数学 | 30~35 |
英語 | 35~40 |
にまとまるように作成されているようだ。
国語と英語に比べると数学の平均点がやや低くなる傾向だが、全体的に40点が平均点の目安になりそうだ。
60点 | 偏差値60 |
70点 | 偏差値65 |
80点 | 偏差値70 |
90点 | 偏差値75 |
100点 | 偏差値80 |
さらに高1の最後の進研模試である1月実施分は一番平均点が低く難しい内容になっていることが分かる。これは出題範囲が広くなることが理由として挙げられる。
進研模試の対策方法
ここからは進研模試の対策方法について紹介していく。
偏差値50未満は指定校推薦を狙うように。
国語の進研模試対策
高校1年生の進研模試だったら国語はそこまで対策は必要ない。
何もしなくても偏差値50はいけるはずだ
と言ってしまうと元も子もないので偏差値が50を下回っている生徒は古文を見直してみろ。
多くの場合、古文が足を引っ張っている。文法を見直したり単語を少し覚えるだけで平均点くらいすぐに超えられはずだ。
参考書を買う必要はない。学校で配られた文法書を見直して覚えるだけ。
理屈が分からないと覚えられないんです…
なら、お前は指定校推薦を狙え。
という冗談は置いておいて、その場合は『富井の古典文法をはじめからていねいに』をおすすめする。
古典文法の重要事項をひとつひとつ丁寧に解説してくれている。
現代文の方が平均点に届いていない状況であれば、高校入試の過去問を解いてみてはいかがだろうか。
何かヒントが得られるかもしれない。
『全国高校入試問題正解 国語』は文字通り全都道府県の公立高校の国語の入試問題が収録されているから演習にはおすすめ。
現代文の高校入試問題の解き方を知りたい場合は、『「解き方」がわかる国語』を読んでみるのもいいかもしれない。
数学の進研模試対策
進研模試は基礎から標準的なレベルの問題が出ると解説した。
数学は小問集合とそれぞれの大問の(1)(欲を言えば(2)も)さえ解ければ平均点は十分狙えるようになっている。
言い換えれば標準的な問題は無視して基礎的な問題さえ解ければいいということだ。
つまり、それすらできない偏差値50未満はやっぱり論外であるということでもある。
だから俺が助けてやる。
進研模試対策は基礎的なレベルの参考書を使って典型問題を解けるようにすることだ。
「こういう問題を見たらこうやって解く」といった具合にパターン化して頭を整理していくのがベスト。
出題される典型問題は限られているから分厚い参考書をやるより厳選された参考書をやることをおすすめする。
数学に苦手意識がある人は『数学 入門問題精講』。
特に苦手意識がないって場合は『数学 基礎問題精講』がおすすめだ。
一周でやった気になるな。何周も取り組め。
英語の進研模試対策
この考え方で平均点を目指せ。あれこれと対策してどれも中途半端では良くない。
高校1年生でやるべきこと、やらなくてもいいことをはっきり分けておけ。
高1でやるべきこと
・中学英語の復習
・英単語
・英文法
高1でやらなくていいこと
・難しい構文解釈
・長文読解
高校英語は中学英語の強化版だ。中学英語のほんの一部でも理解できていないところがあれば伸び悩む。
中学英語ができていないヤツ、意外と多いぞ。
今、俺は大丈夫だとヘラヘラ笑っている奴もいるだろうが本当に君は大丈夫か?
中学英語を自信を持って「完璧」と言えないようであればスタディサプリの14日間の無料体験期間を使って中学英語を復習しろ。
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無料なものは使わないと損だ。
中学英語に問題がなければ単語と文法をコツコツ勉強するしかない。
『ターゲット1900』や『Next Stage』が王道だ。
何?Next Stageは量が多すぎて無理?なら英文法ポラリス1でもやっとけ。
ここまでできれば平均点は間違いなく取れるはずだ。
英文解釈や長文読解に時間を回している余裕があるなら数学をやれ。
高1の進研模試平均点公開のまとめ
今回は高校1年生の進研l模試の平均点と対策方法について解説してきた。
進研模試は基礎学力を確認する上で最高の模試だ。
平均点を取れていればとりあえず基礎は身についていると言っていいだろう。
逆に平均点に届いていないようであれば学習習慣を大きく見直す必要がある。
高2に上がっても偏差値50を下回るようだったら受験は諦めろ。
放っておくと高3になって取り返しのつかないことになるから今回紹介した進研模試の対策方法でひとまず平均点を目指せ。
それではまた。