【意味なし！？】個別指導塾って基本コースだとコスパ最悪って知ってた？

個別指導塾は基本コースだと生徒2名に対し先生1名が指導する形式なのが一般的だ。

今回の記事は、

と悩んでいる保護者向けの内容になっている。

個別指導塾の概要

一般的に学習塾は集団指導のタイプと個別指導のタイプの二つに区別される。

それぞれのタイプに特徴があってメリットとデメリットがある。

元教室長が個別指導塾のメリット・デメリットを解説します！

かつて大手学習塾で教室長をしていた。 俗に言う集団塾、個別指導塾のいずれも指導者としての経歴がある。 子どもをどちらのスタイルの塾に通わさせるか悩んでいる保護者も多いのではないだろうか。 決めるにあた ...

元教室長が集団塾のメリット・デメリットを解説します

かつて大手学習塾で教室長をしていた。 集団タイプの塾、個別指導タイプの塾のどちらも指導者としての経歴がある。 子どもを個別指導塾に通わさせるか集団塾に通わせるか悩んでいる保護者も多いと思う。 今回は集 ...

集団タイプと比較して個別指導タイプを選ぶ人にとって、

基本コースだと指導時間は半分に...

だいたいの個別指導塾は基本料金を”1人の先生に対し生徒2名”の内容で設定している。

2人と同時に会話することはできないので当然、一度に解説できる生徒は2名のうち、どちらか1名。

解説されていない方の生徒はテキストの問題を解くことになる。

つまり先生がフォローしてくれるのは授業の半分で、もう半分は他の生徒に夢中になっているということだ。

ちなみに授業時間は塾によって異なりますが60〜90分で設定されることが多い。

仮に90分の授業時間だとすると、一人の生徒に費やせる時間は半分の45分になるというわけだ。

どうだろうか？

確かにその通りだ。

問題を解いている時間こそが重要

と思うかもしれない。

実の問題は解説の時間が半分になることではない。

そもそも個別指導塾に通う生徒は一部の例外を除いて、基本的に学力に多かれ少なかれ不安がある子たちだ。

周りにペースについていくことが難しくなり、寄り添った指導を求めてきているわけだから。

学力に不安のある生徒は、単純に『理解できていない』わけではない。

などなど様々な面で課題を抱えている。

例えば、「あれはなんですか？」という疑問文を英訳しなさいという問題があったとする。

それを即答で、

What is that.

と書いて間違えてしまった生徒。

しばらく考え込んで、

What is that?

と正解した生徒。

最後にクエスチョンマークをつけ忘れて間違えてしまった生徒のような気がするが、こんなミスは後からいくらでも修正できる。

一方、考え込んで正解した生徒はそもそも疑問文の作り方自体を理解していない可能性がある。

その場合、こちらの生徒の補習はかなり時間がかかってしまう。

なので、解説だけでなく問題を解いているところも見てもらった方が絶対に良い。そうしないとその子の弱点を解答だけで判断されることになってしまう。

マンツーマンの方がコスパがいい！

何名の生徒に対し1名の先生が付くとか授業時間がどれくれいかといった基本プランはそれぞの塾によって異なる。

今回は学年を中3、授業時間を60分として考えてみる。

週に1回通った場合でいくつか塾の相場を調べたところ以下のようになった。

講師：生徒	料金	実質指導時間
1：1	16,000円	60分
1：2	11,000円	30分

講師：生徒	料金
1：1	16,000円
1：2	22,000円

こうして条件を揃えると一見高く感じるマンツーマンの方がお得だと気付くはずだ。

そして単純にお得ということだけではなく、問題を解いている時間もしっかり見てあげられるという手厚いサポートを受けられる。

月謝をケチらない方が絶対にいい！

教室長の時は保護者に対しとても言えなかったことだが、「月謝はケチらない方がいい」。

1（講師）：2（生徒）の指導に比べて1：1の方が不当に月謝がはね上がるなら話は別だ。

もしある程度の学力があって自分で勉強する習慣がついているようであれば、1：2でも問題ない。

そうではなく学力に不安があり基礎から復習する必要があるといった場合は絶対に1：1での授業をおすすめする。

効果を期待して高い月謝を払って個別指導塾に通うわけだから、コスパの悪いコースは控えたい。

そして思うように成績が伸びず、夏期講習とか冬期講習で高いお金を払ってコマをめちゃくちゃ取ることになるというオチ。