国語の高校受験勉強って何をすればいいか分からない人が多いのではないだろうか。
何もしなくても高得点を取れる子がいるのは事実だが、
こんな人におすすめ
- 国語が苦手...
- 国語を得点源にしたい
- 難関高校に行きたい!
という場合はしっかり対策した方がいい。
今回は基礎から発展まで対応できる国語の高校受験勉強の完全ロードマップを紹介する。
塾に通わなくても自宅で取り組める内容になっている。是非最後まで読んでみてほしい。
【基礎編】国語の基礎固めはこれで決まり
最後に受けた模試や実力テストで平均点より点数が低かった子は、この基礎編からはじめよう。
また、数学や理科など問題文を理解するのが難しいという子もこの基礎編は取り組んでみてもいいかもしれない。
テキストは「中学国語ひとつひとつわかりやすく。」をオススメする。
右側に解説ページ、左側に基本練習といった順序で構成されていてインプットとアウトプットを効率良く行えるぞ。
現代文(評論文・随筆)から漢文まで幅広く基本的なルールを学べるのが魅力だ。
中学の国語をこれ一冊で復習できる
助動詞や副詞といった言葉のルールだけでなく、段落の要点をつかむ方法や筆者の主張の読み取り方などノウハウもひと通りまとめられている。
だから覚えるばかりではなく頭も使いながら取り組むことができ飽きない。
そしてこのテキスト自体がかなり薄いものなので気がついたら一冊終わっていて達成感も味わえるという代物だ。
ひとつひとつわかりやすくの使い方は以下の通り。
step
1右側の解説ページを読む
step
2左側の問題で理解度をチェック
step
3答え合わせと復習
step
4間違えた問題の解き直し
この順番は必ず守ること!
【標準編】これで国語の入試問題もバッチリ
公立高校の共通問題対策であればこの『標準編』まででかなり実力が上がるはずだ。
『標準編』では、
メモ
・読解の力
・文法の力
・表現する力
・語彙の力
を磨いていく。
上記で挙げた力が身につけば、実際の入試問題でも高得点を取れるようになるので、時間をかけて取り組んでいけ。
そして、これらの力を総合的に磨くことができるのが「中学 自由自在問題集 国語」だ。
「まとめノート」「実力問題」「発展問題」の3パートに分かれている。
まとめノート
覚えておくべき用語や読み方のテクニックをチェック
実力問題
標準的な問題でまとめノートの内容が身についているかチェック
発展問題
難関高校の入試で実際に出題された問題で実力を強化
『標準編』では「まとめノート」と「実力問題」のみ取り扱う。この段階では「発展問題」を実施しなくても全く問題ない。
まずは問題集を1周することを目標にしよう
自分の答案が解答と間違っていたら、
なんで間違いだったのかな?正解の根拠はなんだったのかな?
を常に考えること。
国語だと問題集を何度も復習するのは気分が乗らないと思う。
だから1周目で大事なエッセンスを余すことなく吸収できるよう答え合わせは時間をかけて行え。
標準編の最後に一点補足だ
自由自在の語彙の力では、やや漢字対策が不十分だ。
もし自由自在の漢字レベルで問題なく解けているのであれば新しく漢字の対策を行う必要はない。
しかしサッパリ分からないという場合は漢字対策を専門のテキストで行った方がいい。
対策としては中学卒業レベルとされる漢検3級の勉強だ。
時間がなければ裏技もある
ここまで紹介してきた標準編だが終わらせるには相当の時間がかかる。
中には入試まで残された期間が短くなって、
そんな時間がない!
なんて言ってる無計画なヤツもいるだろう。
仕方ないから塾のおじさんがとっておきの裏技を教えてやる。
10年間の過去問題集「高校入試 虎の巻」を使って対策するのがおすすめだ。
「高校入試 虎の巻」とは
公立高校の過去問が分野別に編集されているテキスト
これを使えば各公立高校入試の特色に合わせた対策が可能だ。
よく出る分野や出題形式に合わせ無駄を省いた学習ができる。
こんな人におすすめ
- 入試まで時間がない
- 無駄な勉強はしたくない
- 入試問題に合った対策がしたい
詳細は公式サイトで確認してみてくれ。
\無料サンプルあり/
【発展編】難関校の国語対策もこれで完璧
発展編は偏差値65以上を狙う方が対象だ。そこまで必要のない人は過去問編までスキップしてOK。
『発展編』では難易度の高い問題を解きながら、応用問題を自分の頭で考えて答えまで辿り着けるスキルを磨いていく。
自由自在の続きを終わらせよう
『標準編』では自由自在の「発展問題」を飛ばした。まずはこの「発展問題」から片付けていこう。
大事なことはとにかく答えの根拠を意識すること
たとえ答えが合っていても解説はじっくり読め。
解答の答えまでの辿り着き方と自分の答えまでの辿り着き方に相違がないか見ていく。そこまでできればバッチリだ。
あと「理解度診断テスト」や「応用力養成問題」、「高校入試予想問題」も付いているから飛ばさず取り組もう。
最高水準問題集 高校入試 国語
実際に難関校で出題された問題をまとめているのがこの一冊だ。
めちゃくちゃレベルが高いので、かなりの応用力が身につくぞ。解けなくても落ち込むな。
しつこいようだが、答え合わせに時間をかけること。
解きっぱなしにするのが一番ダメなことだ。
ポイント
どこにどういうことが書かれているから、その答えが正解になる
ということを全ての設問で明確にしよう。
【過去問編】入試問題の傾向を知って合格を勝ち取ろう
志望校の入試問題対策を行っていく。
いよいよ最後の仕上げだ。
過去問は声の教育社が出している過去問シリーズが解説が丁寧でオススメだ。
自校作成問題を出題している公立高校や私立高校を受験する場合は志望校の過去問を導入しよう。
過去問を解く時は時間を厳守すること。
本番のつもりで解かないと意味ないぞ!
過去問の取り組み方は以下の通り。
step
1目標点を設定する
step
2問題を解く
step
3答え合わせをする
step
4間違った問題を理解する
step
5目標点と照らし合わせる
step
6課題と解決策を考える
step
7解決策を実施する
ステップ7まで終わったらステップ1へ戻るんだ。試してみろ。
塾なしでも高校受験は全然OK!
中2まで落ちこぼれだった俺が中3で逆転した経験を元に作成した自信のあるロードマップだ。
今回紹介したロードマップ通りに学習できれば基本的に塾なんて不要。解説ができる限り詳しいテキストを紹介した。
もちろん塾にも通うメリットがたくさんあるが、本当に必要かどうかを考えることは大事なことだ。
塾探しのポイントは以前、こちらの記事で紹介しているからぜひ参考にしてみてくれ。
国語以外の科目は以下の記事を参考にしてくれ。
それではまた。