中3の受験生や保護者からよくこんな相談を受ける。
何から英語の勉強をしたらいいのでしょうか?
当然だけど受験生のレベルによってその答えは変わってくる。
そこで今回は中学英語の学力がピンチな人から得意だという人まで全員に適用できる完全ロードマップを作成してみた。
こんな人におすすめ
- 中学英語の基礎から復習をしたい
- 単語、文法を強化したい
- 難関校の入試問題を解けるようになりたい
問題集さえあれば取り組めるような内容になっている。
是非最後まで読んでみてほしい。
【基礎編】まずはここから
まず中3になるまで全く勉強をしてこなかった人は基礎固めが必要だ。
俺自身も中学生の時そうだった。
基礎固めのやり方については別の記事で紹介しているから参考にしてみてくれ。
ちなみに英語が苦手だなと感じている人も基礎編から始めよう。
背伸びしたっていいことはない。
英語が苦手
英語ができない
これらの定義と解決策についてはこの記事で紹介している。
主観的に判断するのは良くない
保護者や塾の先生にチェックしてもらうなどしてこの記事に書かれていることに該当するのかどうか確かめてみてほしい。
【標準編】一番時間をかけよう
この標準編に時間が一番かかると思った方がいい。1周で完璧にしようとしないで何度も何度も繰り返し。
標準編だけでも高校入試で十分戦えるレベルにはなるはずだ。
英単語を強化しよう
基礎編から卒業したら英単語帳は購入した方が効率が良いかもしれない。
受験までに覚えるべき英単語は教科書のものを網羅するだけで問題ないが、中1〜中3の教科書を3冊持ち歩くのは流石に不便だ。
だから英単語帳をまずは購入しよう。
高校入試 でる順ターゲット 中学英単語1800
よく出てくる英単語順にまとめられていたり、例文も豊富でとにかく覚えやすいように作られている。
そして何より魅力的なのは、
アプリが最強だ!
隙間時間にスマホで覚えたところの復習ができるから単語力はメキメキあがるぞ。
他にも『中学版システム英単語』など様々な英単語帳があるが、このターゲット1800一択だ。
英単語は毎日やろう
1周終わったら2周、2周終わったら3周…といった具合に繰り返し復習すること。
覚え方は、
step
1英語→日本語(意味を答えられるようになる)
step
2日本語→英語(スペルを書けるようになる)
この順番だ。
例えば、50単語を1日のセットとして毎日上記を行うとターゲットは1ヶ月強で1周できる。
4ヶ月程度で3周もすれば中学で習う英単語は忘れることはほぼないだろう。
何度も何度も必ずやり込もう
英文法を極めよう
基礎編で紹介した『ひとつひとつわかりやすく』では受験英語を戦い抜くのが難しい。レベルを上げて知識量を増やしていこう。
中学 自由自在問題集
自由自在は本当に使いやすい!
この問題集は各分野が「まとめノート」「実力問題」「発展問題」に大きくまとめられている。
つまり、基礎の復習から発展まで1冊で補えるということだ。
基礎編では挫折をしないよう『ひとつひとつわかりやすく』をおすすめした。
しかし基礎編を乗り越えた方は是非、この『中学 自由自在問題集 英語』に挑戦してみてほしい。
ただし注意事項が1点ある
注意
この標準編の段階で行うのは、「まとめノート」と「実力問題」のみ
「発展問題」はまだ解かなくていいから、まずは1冊ひと通り終わらせよう。
「まとめノート」に書かれている暗記事項や章末の「付録」は漏れなく覚えろ。
5周くらい繰り返せば覚えられるはずだ。
徹底的にやり込め!
徐々に文章を読む練習をしよう
英単語、英文法が固まってきたら文章を読む練習を行おう。
長文対策っていうやつだ。
難しい文章なんて読む必要はない。
ハイパー英語教室中学英語長文 1
大岩秀樹さんと安河内哲也さんという大学受験ではお馴染みの講師が作ってる参考書。
英文を読む練習だけでなく、読み方についても詳しく解説してくれているから”読む力”が驚くほど身に付くはずだ。
これだけだと物足りない!
という人は続編に挑戦してみましょう。
ハイパー英語教室中学英語長文 2
英単語や英文法と違って何周も繰り返す必要はない。答え合わせにとにかく時間を割こう。
ただ解答が合っているか合っていないかだけ採点するのはNGだ。
自分が頭の中で訳した内容と答えに書かれている訳が一致しているのかまず確認しよう。
さらに英文にどんな文法テクニック(関係代名詞や現在完了など)が使われているか一つひとつ確認していくと文法の復習もできるのでオススメだ。
時間がなければ裏技もある
ここまで紹介してきた標準編だが終わらせるには相当の時間がかかる。
中には入試まで残された期間が短くなって、
そんな時間がない!
なんて言ってる無計画なヤツもいるだろう。
仕方ないから塾のおじさんがとっておきの裏技を教えてやる。
10年間の過去問題集「高校入試 虎の巻」を使って対策するのがおすすめだ。
「高校入試 虎の巻」とは
公立高校の過去問が分野別に編集されているテキスト
これを使えば各公立高校入試の特色に合わせた対策が可能だ。
よく出る分野や出題形式に合わせ無駄を省いた学習ができる。
こんな人におすすめ
- 入試まで時間がない
- 無駄な勉強はしたくない
- 入試問題に合った対策がしたい
詳細は公式サイトで確認してみてくれ。
\無料サンプルあり/
【発展編】最難関を狙え!
ここからは偏差値65以上の高校を狙う方が対象だ。そこまでの対策が必要にない場合は過去問編までスキップしてほしい。
どんどん問題を解いて解答力を身につけていこう。覚えることはほとんどないから勉強が楽しくなってくる時期だと思う。
単語はとにかく毎日繰り返し復習するだけだから割愛する。
単語はとにかくコツコツだ!
自由自在問題集の続きを消化
標準編で紹介した『中学 自由自在問題集 英語』の「発展問題」が残っているのは覚えているか。
あなたにとってこのレベルの問題はもう難しくないはずだ。
「発展問題」には実際の入試で出題された長文問題も掲載されているが落ち着いて考えればもう解けると思う。
恐れることなく解いてみよう。
あと、「発展問題」の他にも「理解度診断テスト」や「応用力養成問題」、「高校入試予想問題」も残されているはずだ。
漏れなく全て取り組め!
最高水準問題集 高校入試 英語
最高水準問題集 高校入試 英語
これはかなりハイレベルな問題集だ。
私立のハイレベルな中高一貫校の子も全然解けなかったりするぞ。
英文法だけでなく作文や長文も取り扱っているから過去問に入る前の腕試しとして解いてみよう。
偏差値70を目指そうぜ
【過去問編】とにかく演習!
長かった受験勉強もあと少しだ!
過去問対策をしっかりやって入試本番を迎えよう。声の教育社が出している過去問シリーズがおすすめだ。
自校作成問題を出題している公立高校を受験する場合は志望校の過去問を購入しよう。
過去問を解く上で大事なことはしっかり時間を図って解くことだ。過去問シリーズは複数年分の問題が収録されている。
傾向を掴むだけでなくどの大問にどれくらい時間を使うのか戦略を立てながら取り組もう。
一回一回を大切に。解きっぱなしにしないこと!
忘れている知識があれば『中学 自由自在問題集 英語』に戻って復習しよう。
忘れてしまうのは普通のこと。とにかく焦ってはダメ。
口コミで塾なんて探すな!体験授業を受けろ!
いかがだったろうか。
中2まで落ちこぼれだった俺が中3で逆転した経験を元に作成した自信があるロードマップだ。
俺自身の経歴のためか中2まで全く勉強のしてこなかった生徒が俺の周りに集まるわけだが、この計画だけで問題なく高校受験を成功している。
今回紹介したロードマップ通りに学習できれば基本的に塾なんて不要。
解説もできる限り詳しいものを紹介したはずだ。
ただ、人によっては独学で勉強すると効率が悪くなってしまう場合がある。
勉強できるスペースがない
サボってしまう日がある
分からない問題を質問できない
こんな不安や悩みを抱えながら受験勉強をするならお金を払って塾に通った方が絶対マシに決まってる。
でもどんな塾がいいの?
生徒によって学力や性格が違うため一概に合っている学習塾を紹介するのははっきり言って無理だ。
長年、教室長をやっていた俺が塾選びのコツをあえてひとつだけ紹介するとしたら、
とにかく体験授業に行け!
これに尽きる。
間違っても塾○ビなどの口コミサイトを参考にするな。
理由は塾業界の闇なんだが、
怖いので触れません。秘技・臭い物に蓋(笑)
口コミは所詮誰かの感想にしか過ぎないが、体験して感じたことは紛れもなく事実だ。
どちらが大事か分かるよな?
実際に俺が教室長をしていた時の生徒でも体験をして通ってくれた生徒はとにかく退塾しないというのが特徴だった。
せっかく通っていた塾を辞めてまた塾を探すというのはかなり労力がいるものだ。
本当に良い塾を体験授業でしっかり吟味してストレスなく高校受験を勝ち取りたいという人に「イーリズム塾さがし」をおすすめしたい。
\無料体験で学習計画がもらえる/
口コミサイトより有益な情報が手に入るはずだ。
それではまた。