高3の5月にある河合塾が実施している『第1回全統共通テスト模試』の平均点や対策について解説をしていく。
- 全統共通テスト模試の平均点が知りたい
- 過去問って事前に入手できる?
- 対策って何をしたらいいの?
こういった疑問を解消していく。是非最後まで読んでみてほしい。
第1回全統共通テスト模試について
『第1回全統共通テスト模試』は高校3年生、高卒生を対象に行うマーク形式の模試だ。
日程:2022年5月1日(日)
対象:高校3年生、高卒生
形式:マーク
教科 | 配点 |
国語 | 200 |
数学① | 100 |
数学② | 100 |
英語リーディング | 100 |
英語リスニング | 100 |
地歴・公民 | 100 |
理科① | 100(各科目50点) |
理科② | 100 |
以上が第1回全統共通テスト模試の基本情報だ!
第1回全統共通テスト模試の平均点
全統共通テスト模試の平均点はどれくらいなのだろうか。
2021年度に実施された模試の結果を見てみよう
科目 | 平均点 |
国語 | 94.5/200 |
数学IA | 43.8/100 |
数学IIB | 41.4/100 |
英語リーディング | 49.6/100 |
英語リスニング | 51.7/100 |
日本史B | 47.6/100 |
世界史B | 47.3/100 |
地理B | 42.6/100 |
政治経済 | 43.3/100 |
倫政 | 53.5/100 |
物理 | 49.0/100 |
化学 | 36.2/100 |
生物 | 46.0/100 |
物理基礎 | 24.9/50 |
化学基礎 | 20.6/50 |
生物基礎 | 24.0/50 |
大体どの科目も平均点が4割から5割くらいになるよう作成されているようだ。
第1回全統共通テスト模試の過去問は?対策は?
全統共通テスト模試の過去問
過去問はないですか?
中には過去問で対策をしたいとい方もいると思う。
残念ながら過去問は公式サイトからダウンロードすることができない。
どうしても過去問を入手したい人は学校の先生に相談されてみてはどうだろうか
あとはメルカリなどで販売されているケースもあるからチェックしてみてほしい。
Twitterでよく見かける「問題売ります!」は注意だ。
詐欺である可能性も高いし、ズルをして高得点を取っても意味がない。
誘惑に負けてしまう気持ちは分かるが、絶対に購入しないようにしろよ。
ロクな大人にならないぞ。
共通テスト模試に向けて行うべき対策
共通テスト模試は出題形式が特殊で基礎ができていても訓練していないと得点できないような内容になっている。
訓練におすすめなのが『きめる!共通テスト!』シリーズだ。
共通テストの出題形式に合わせて問題の解き方や考え方が解説されているから、これ一冊で十分高得点を狙える。
高3の春から理社の対策を始めよう
国公立の二次試験や私立の一般入試で利用する科目は全て春までに着手しろ。
夏休み明けくらいを目安に二次科目の基礎が出来上がっていれば、秋以降は共通テストでしか使わない科目の勉強に時間を充てられる。
とりあえず今回は日本史、世界史、物理、化学の4科目の基礎固めについて紹介していく。
英語、国語、数学の基礎固めについて知りたい場合は以下の記事にまとめてある。
そうだ。高2向けの内容だ。
6月時点で英語と数学の基礎が完成していないようであれば一般入試でなく指定校推薦を狙え。
その方が有名大学に合格できる可能性が高い。
日本史の基礎固め
日本史の基礎固めで一番大事なことはサクッと通史を一旦終わらせることだ。
最初から細かなところまで覚えようとすると挫折するぞ。
そういう経験はこれまでにたくさんしてきたはずだ。
一体いつまで同じことを繰り返すんだ。
だから挫折しないように浅くていいから通史を復習しろ。
そこでおすすめなのが『教科書よりやさしい日本史』だ。
日本史の古代から現代までの最重要項目をこれ一冊でひと通り学習することができる。
だが、こいつのおすすめポイントはそこじゃない。
はっきり言って『教科書よりやさしい日本史』の分かりやすさは並だと思う。
だが、通史をサクッと復習するにあたって『教科書よりやさしい日本史』が王者に君臨するのにはそれなりの理由がある。
それは相棒『教科書よりやさしい日本史ノート』の存在だ。
『教科書よりやさしい日本史』で読んで得た知識を『教科書よりやさしい日本史ノート』で身に付いているかどうか確認できる。
つまり効率良くインプットとアウトプットができるということだ。
今はAmazonでしか新品は購入できないようだ。数量も少ない。急げ。
世界史の基礎固め
世界史もまずは通史を終わらせることが重要だ。
とにかく浅く広く学習してから少しずつ深めていく学習をしていこう。
世界史の基礎固めにおすすめなのは『ナビゲーター世界史B』。
基礎固めのおすすめにナビゲーターを挙げた理由としては用語集が付属されている点にある。
効率良くインプットとアウトプットができるから初心者でも取り組みやすい。
細かな点は気にせず、まずは付属の用語集で満点を取れるようにナビゲーターを読み進めてみてみろ。
物理の基礎固め
物理は基礎を正しく理解しさえすれば、どんな難問でも解けるようになる。
いいか。東大入試で最も簡単な科目は物理だ。
高校で習う物理の知識では、ある一定のラインを超えるとそれ以上問題を難しくすることはできない。
基礎さえ理解すればどんな難問でも解けるようになると言ったが、裏を返すと理解しないまま公式暗記や解法暗記に走る文系脳はいずれ頭打ちになるということだ。
物理の公式集を自作するようになってはこの世の終わりだ。文転して日本史をやれ。
物理を基礎を理解するためにおすすめな参考書は『橋元の物理基礎をはじめからていねいに』だ。
イラストや図がたくさん挿入されていて視覚的に理解しやすい内容になっている。
物理基礎が終われば、力学編、熱・波動・原子編、電磁気編と各種揃っているからひと通り終わらせろ。
問題演習は『橋元の物理をはじめからていねいに』シリーズが終わってからだ。
ドリブルもできないのにサッカーの試合に出るつもりか?
化学の基礎固め
化学は物理と比較すると暗記事項も多くインプット学習が重要になってくる。
と言ってもただインプットするだけでは一生成績は上がらないぞ。
インプットの上、的確にアウトプットしないと知識の定着は見込めない。
そこでおすすめなのが、やっぱり東進ブックスの『鎌田の化学基礎をはじめからていねいに』だ。
他にも分かりやすい解説で有名な『宇宙一わかりやすい高校化学』シリーズもあるが、アウトプットまでできることを考えると『はじめからていねいに』シリーズに軍配が上がる。
化学基礎だけでなく、理論化学編、無機化学編、有機化学編と用意されているから全部終わらせよう。
問題演習はその後だ。
第1回全統共通テスト模試のまとめ
今回は5月に実施される第1回全統共通テスト模試の平均点と対策について紹介した。
現役生にとって高3になってから一番最初に受ける共通テスト形式の模試であるため、高得点を取っていいスタートダッシュを切りたいはずだ。
基礎が固まっていれば平均点は十分狙えるテストなので今回紹介した基礎固めを是非行ってみてほしい。
それではまた。