おっす。俺は指定校推薦での大学進学をおすすめしている塾のおじさんだ。
今回は公立高校入試に向けて全く勉強してこなかった中学生が中3から挽回できるような受験勉強のフローチャートを紹介する。
俺は中2までオール2の男だ。それでも中3の模試では偏差値70を超えたこともあった。だから信用してくれ。
まず何より大切にしてほしいこと
各科目の勉強法を紹介する前に大切にしてほしいことを紹介する。
それは、
ポイント
自分のレベルに合った勉強をする
ということだ。
中1や中2で習ったことがままならない生徒が過去問をいくらやっても意味がない。
基礎
↓
標準
↓
発展
といった具合にステップを刻んで学習しろ。
基礎ができていないのに発展問題を取り組むことは、
底の抜けたバケツに水を注ぎ続ける
ことなわけで自分のレベルに合った勉強をすることがいかに大切か理解してもらえると思う。
しかし、レベルに合った勉強が重要なのはそれだけが理由ではない。
それはやる気の問題だ。
野球を全くやったことがない子どもに試合でホームランを打てと言い続ければ、やる気はなくなるはずだ。
逆も然りでホームランバッターにバントのサインしか出さなければきっと彼は萎えるだろう。
ちょうどいいくらいの難易度だから人間は燃えるのだ。
10問解いたら2、3問間違えるくらいの教材がいい。
中3から始める各科目の勉強フローチャート
さあ、大切なことが分かったら早速本題だ。
科目毎にまとめていく。
英語
高校入試で一番大事なのは単語と文法だ。
え?長文読解だって?
単語も文法も完璧でない人間が長文なんて読めるわけないだろ!
だから英語の受験勉強は以下の流れで取り組むと良い。
step
1単語&文法の基礎(2〜3ヶ月)
step
2文法完成&読む練習(4〜5ヶ月)
step
2発展問題 &過去問対策(3〜4ヶ月)
使う参考書など詳細は以下の記事にまとめてある。
数学
数学は覚えることが少ないから楽だ。
なんて言ってるヤツも多いがそんなことはない。
公式だけでなく用語だったり合同条件など覚えることは意外とある。
問題は単純暗記では全く使い物にならないということだ。
初めて見るような問題を解くためには理解を伴った暗記が必須事項だ。
基礎を疎かにせず理解を徹底的に深めろ
いきなり難しい問題に取り掛かろうとするのではなく以下の順番を意識しろ。
step
1中1〜中3の基礎復習(2〜3ヶ月)
step
2標準問題演習(4〜5ヶ月)
step
2発展問題 &過去問対策(3〜4ヶ月)
使う参考書など詳細は以下の記事にまとめてある。
国語
国語は一番後回しにしてもいい科目だ。
だからといって全くのノータッチだと足をすくわれるぞ。
意外と知られていないが国語にはちゃんと読むテクニックが存在する。
それから覚える必要がある文法事項もある。
これらはひと通り復習しておきたい。
省けるところは省いて問題ないが国語の勉強の全体像は以下の通りだ。
step
1文法&読むテクニック習得
step
2読解・文法・表現・語彙の力強化(4〜5ヶ月)
step
2発展問題 &過去問対策(3〜4ヶ月)
使う参考書など詳細は以下の記事にまとめてある。
理科
なぜか理科は後回しにされるよな。
中3の12月まで放置していた生徒に出会って目ん玉が飛び出たぜ。
当然だが志望校を最終的にワンランクいやツーランク落としていたぞ。
理科の基本は視覚的に学習することだ。
文字ばっかり読んでても頭に入ってこないぞ。
図や表をできる限り使って理解しながら暗記をしろ。
あと問題は解きっぱなしにするな。間違った問題は答え合わせ後にもう一回解け。
step
1中1〜中3の基礎復習
step
2知識強化&問題演習(4〜5ヶ月)
step
2発展問題 &過去問対策(3〜4ヶ月)
使う参考書など詳細は以下の記事にまとめてある。
社会
社会って暗記することが多くて嫌い?
甘ったれるな!
暗記が苦手な子は点で覚えてしまっているケースが多い。
〇〇年に●●戦争が起きた
なんて覚え方をしても大して意味はないし、何より楽しくない。
どういう社会情勢があって、どういう思惑があって、いつにどうやって戦争が始まったか。そしてその戦争の結果、どんな社会になったのか。
つまり、点ではなく線で覚えろ。
ストーリーを楽しむんだ!
最初は基本的なことでいい。
step
1中1〜中3の基礎復習
step
2知識強化&問題演習(4〜5ヶ月)
step
2発展問題 &過去問対策(3〜4ヶ月)
使う参考書など詳細は以下の記事にまとめてある。
中3から始める受験勉強のまとめ
以上が中3からでもできる受験勉強だ。
参考書さえあれば取り組める内容になっている。
そして、今までは塾でしか手に入らなかったような情報でもスマホがあれば誰でも手にすることができる。
だから塾なんて通う必要はない。
高校入試の勉強を通して塾に頼らない自立した学習を身につけることができれば、高校の定期テスト対策は楽になる。
そうすれば難関大学の指定校推薦だって夢ではない。
このフローチャートを使って難関大の推薦枠を持っている高校に進学し、身につけた勉強法で校内推薦をぜひ勝ち取ってほしい。