大学生の中には塾講師のアルバイトをしてみたいと思う方も多いと思う。
そこで気になるのが『学歴フィルター』だろう。
はてな
・難関大学に通う学生じゃないと落とされるのか?
・学歴フィルターをパスする方法はあるのか?
塾講師の採用経験がある元教室長が解説していく。
結論 学歴フィルターはある!
結論から言ってしまうと塾講師のバイトにも学歴フィルターはある。そもそも選考の際に学力テストが実施されている塾も珍しくない。
塾講師としてある程度の学力は求められるということは理解しておいた方がいいかもしれない。
ただ、大学受験がメインの塾と高校受験がメインの塾で学歴フィルターは大きく変わるのは事実だ。
塾生が大学受験メインの塾
バリバリ学歴フィルターが存在する。
むしろ無い方が珍しいと考えた方がいいかもしれない。
学歴によっては面接すらさせてもらえず書類選考で落とされるケースも普通にあるぞ。
塾生が高校受験メインの塾
大学受験メインの塾と比較すると学歴フィルターは低くなる。
大学受験の結果より高校受験の結果を見られる傾向がある。
例えば日東駒専の大学に通っていたとしても、高校受験で附属高校に合格している場合は評価が上がるはずだ。
学歴フィルターのボーダーラインは?
では学歴フィルターのボーダーラインはどのようになっているのだろうか。
塾業界の交流で入手した情報や僕自身が採用の際に設けていた学歴フィルターについても紹介していく。
塾生が高校受験がメインの場合は大学よりも高校受験結果が重視されるので今回は割愛するぞ。
まず、
「MARCH」レベルにボーダーラインを設けている塾
が圧倒的に多い。
理由は生徒からの質問が来た場合、「MARCH」レベルを下回っていると解説が怪しくなるからだ。
もちろん、一概にMARCH未満だと理解や知識量が足りていないと決めつけているのわけではない。
ただ傾向として、MARCHとそれ未満の大学には大きな壁があり学歴フィルターに繋がっているのだと考えられる。
さらに早慶志望の生徒がいるとMARCHですら解説が怪しくなるので、通っている生徒層に合わせて講師を採用しなければならないなりません。
大が小を兼ねることはあっても小が大を兼ねることはないので、学歴の順番で採用が決まってしまうのは当然の話と言えば当然か。
MARCH未満だと大学受験の講師はできないの?
とは言っても、
それでも塾講師がやりたい!
という物好きもいると思う。
確かにMARCHレベルにボーダーラインはある。しかし、このボーダーラインは絶対的なものではないことを伝えたい。
ちなみに俺(都内の塾で元勤務)は、
- 国公立
- 早慶
- 上理
- MARCH・四工大
このグループを中心に講師を固めていた。
MARCH・四工大のグループの下には成成明学や日東駒専などが並ぶのは知っていると思う。
このMARCH未満の日東駒専ランクは学歴フィルターで完全に排除するかというと、そんなことはしていなかった。
申し込みをしてきた際のメッセージなどをしっかり読んで、熱意だったり実力が伝わってくる方は普通に面接する。
そして、面接の際に何か一芸に秀でる科目やスキルなどがあれば採用した。
これは俺に限った話ではない。
求人サイトで塾講師の募集を調べてみろ。たくさんヒットするだろ?
基本的に塾業界は人材に、
困ってるんだ
あなたの熱意は誰かに必ず伝わるはずだ。学歴フィルターなどは気にせず、是非応募してみてほしい。
学歴フィルターをパスする応募メッセージの書き方
最後に学歴フィルターの壁を乗り越える応募の際の自由記入事項の書き方について紹介したい。
基本的に応募の際の自由記入事項は門前払いにならないために、あなたができる最初で最後のチャンスだと捉えてほしい。
とにかくできる限り自己PRしろ!
持っている検定などのスコアがあれば絶対に記入しよう。英検やTOEICなどアピールできるものがあるとベストだ。
また、海外滞在歴などがあって4技能の指導ができる場合は絶対記入!
入試制度が大きく変わっている現在、4技能できる方はかなり価値がある。
さらに一般入試で受験した科目は記載。
受験科目で政治経済や地理など共通テスト以外ではなかなか利用しない科目を一般入試で受験している場合は採用確率は上がる。
その他にも学習塾で指導歴がある人の場合は、
定期テスト〇点から○点まであげました
とか
偏差値〇〇から〇〇まで伸ばして〇〇高校に合格させました
といった実績を具体的な数字を添えて明記すると必ず見てくれるぞ。
確かに学歴フィルターはあるにしても十分に自己PRできれば採用される可能性は全然ある。
あなたの指導を待っている生徒はいるはずだから、諦めずに挑戦してみてほしい。
それではまた。