スタディサプリ(スタサプ)は月額2,000円程度でプロ講師の映像授業を見放題という株式会社リクルートが運営するサービス。
映像だからこそ自分のペースで取り組めるのが特徴になっている。
あれ?これって進研ゼミに似ているのでは??
そうです。頻繁に郵便受けへ届く漫画でお馴染みの進研ゼミの特徴と全く同じ。
はじめてみたものの、
結局やらないのにお金を払い続けることに...
なんていう経験は多くの方にあるのではないだろうか。
そこで今回は、
ポイント
- スタサプや進研ゼミをやらなくなるのはなんで?
- スタディサプリの上手な使い方
こういったテーマで解説していく。
スタサプも進研ゼミも管理しないと子どもはやらない
スタディサプリと進研ゼミの共通点は自分のペースで取り組めることだ。
もう少し違う言い方をすると、
『やる』か『やらないか』の選択肢が子どもにある
ということ。
これが「やらないのにお金を払い続ける」問題の一番の原因だ。
子どもが『やらない』という選択肢を選べる以上、この問題は避けては通れない。
そこで必要になってくるのが学習の管理。
自主的に勉強に取り組める一部の子どもを除いて、誰かが管理をして『やらない』という選択肢を排除していく必要がある。
では誰がその管理をしてくれるのだろうか?
塾に通っていなければ塾の先生に頼ることはできないし、学校の先生もそこまで関与してくれない。
結局、管理しなければならないのは保護者だ。
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時間とお金はトレードオフの関係
管理している時間がないわ
そういったお悩みを持つ保護者のも多いと思う。
その場合の解決策はたったひとつだけだしシンプルだ。
塾に通わせろ。
もはや塾の重要な役割は、
分かりやすい授業を提供する
ということから、
生徒を適切に管理する
ということにシフトしていると俺は考えている。
これだけオンラインで素晴らしい授業を見られる時代だ。
ただ分かりやすいだけの授業よりも生徒をやる気にさせて成績アップまでのレールを引いてくれる先生の方が価値がある。
学習塾業界もこのことをよく把握していて管理をしてくれるような塾がどんどん増えてきた。
管理を一切しないステレオタイプの学習塾は淘汰されていくだろう。
ぜひ管理タイプの学習塾に通わせてあげてほしい。
せっかく月謝が安いサービスを利用しているのだから通塾はありえない
こう考えるのも当然のことだと思う。
この場合の解決策もただひとつだ。
家庭で子どもの勉強の管理をしろ
もちろん保護者でなくても大丈夫だ。兄弟・姉妹がいる場合は上の子どもに任せるなんて手も全然アリ。
勉強を教えることで上の子たちのためにもなる。何故なら人に教えることが最も効果的な学習だからだ。
ただ全く管理しないという状況が続けば、「やらないのにお金を払い続ける」問題が発生する。
ポイント
自由な時間を確保するためにはお金を犠牲にしなければならないし、お金を守ろうとすれば時間を犠牲にしなければなりません。
ちゃんと管理されるのであれば子どもはどちらのパターンでも成果を出せるはずだ。
だから管理できないのであれば塾に通わせればいいし、管理できればスタディサプリや進研ゼミで費用を抑えればいい。
そして管理できると判断した場合は子どもがしっかりと学習ができるように途中で放棄したりせず徹底的に管理するべきだ。
それができないのにスタサプや進研模試を始めて子どもがやっていない姿を嘆くのはちょっと違う。
嘆きたいのは子どもの方だと思う。
スタサプや進研ゼミで子どもを管理する方法
ではスタディサプリや進研ゼミで保護者の方が管理して学習を進める場合、どうやって子どもを管理すればいいのだろうか。
大事なことは以下の三点だ。
重要ポイント
- 目標を決める
- 一日単位でやるべき量を決める
- 振り返り
順番に解説していく。
目標を決める
まずはじめに、目標を決めることはめちゃくちゃ大事だ。
よくこんな言葉を耳にする。
散歩のついでに富士山に登った人はいない
散歩も富士山登頂も歩くという観点では同じだが、ふたつには明確な違いがある。
それは『目標』があるかどうか。富士山に登るという目標があるからこそ山頂に向けて一歩一歩努力することができるのだ。
日々の学習も同じだと思う。
目標がなければ保護者の方も子どもも何のために勉強しているか分からなくなってやる気がなくなってしまう。
目標は大事だぞ!
目標は長期→中期→短期の順で決めてみよう。
例えば、長期目標を〇〇高校合格とする。
そうすると、いついつまでに偏差値は●●を達成して、そのためには△ヶ月で英語の基礎固めをやって...。
といった具合に長期目標の達成に向けた短期目標が見えてくる。そしてこの短期目標が次のステップで大事になる。
一日単位でやるべき量を決める
短期目標が決まったら達成のためにやるべきことを洗い出してみよう。
例えば短期目標を「1ヶ月で中1の英語の復習」とした場合、
スタディサプリでどの映像授業を見なければいけないか
テキストや参考書はどれくらいやる必要があるのか
がおのずと分かってくる。
やらなければいけない『量』を洗い出したら、『時間』でわり算をしよう。
そうすると一日にどれくらい映像授業やテキストを進めればいいか明確になるはずだ。
これ、ものすごく大事なことだぞ。
ポイント
一日単位でやるべき量を決めること
夏休みの宿題を思い出してみてほしい。
二学期の始業式で提出するという期限があるのに放置して始業式直前で焦る
というお決まりのアレだ。
でもなんだかんだ言って最終的に学校に宿題を提出しているはずだ。
直前になってはじめて一日でやらなければならない量に気が付くから、なんとか宿題を終わらせることができるのだ。
つまり人間は一日単位でやるべきことが明確になっていないと行動できないということだ。
振り返り
定期的に振り返ることで当初の予定からのズレを調整していく。
一日に決められた量をなんらかの事情で取り組めなかった場合、目標達成が遠のいてしまう。
だから一週間単位で振り返りを行うことをおすすめする。
そうすれば、多少できない日があっても次の一週間で挽回することが可能だ。
この振り返りを怠ると短期目標→中期目標→長期目標の順でズレが生じてしまう。
そして気が付けば長期目標に間に合わなかったという現象が起きるので注意が必要。
さらにペースの振り返りを行うだけではなく、『うまくいったこと』や『うまくいかなかったこと』についても振り返ると効果的だ。
子どもは自分の口で説明することによって、頭の中が整理され正しい勉強法のノウハウが溜まっていく。
うまくいけば普段から自走して勉強できるようなっていくだろう。
つまり保護者の管理がどんどん必要なくなっていくのだ。
一応ここまで挙げた内容が管理タイプの学習塾で行われていることだ。
これが家庭でできるなら塾は必要ない。
スタディサプリは上手く使うと最強
ここまでスタディサプリについてほとんど解説せずに自主学習の管理に焦点を当てて書いてきた。
最後にスタディサプリはあくまで補助的なツールとして利用することをおすすめして今回の内容は終わりにしたいと思う。
スタサプの強みは短時間授業
スタディサプリは各科目の各単元がわずか5分程度の授業に細かく分かれているのが最大のおすすめポイントだ。
どういうこと?
と思うかもしれない。
それは自分の分からない分野をピンポイントで学習できるからだ。
例えば50分授業だったら、すでに理解している内容が多くても分からない内容を逃さないためにずっと授業を受け続けなければならない。
つまりたった数分の解説を聞くために50分授業を丸々受けなければならないということだ。
これって無駄な時間の浪費じゃないか?
分からない分野をピンポイントで学習できるスタディサプリなら時間を浪費することなく有効活用が可能だ。
間違ってもスタディサプリを中1の最初から順番に見ていくことはしないように。
スタディサプリの強みを全く理解していない。
参考書学習+スタサプという組み合わせがベスト
普段の勉強はあくまで参考書学習を中心にする。
そして分からない分野が出てきた時に補助的にスタディサプリで理解を深めるという学習が最も効率がいい。
参考書学習については以下の記事で英語の勉強法をまとめたので、そちらを見るとイメージしやすいかもしれない。
こうすれば、無駄な時間を一切省けるので短期間で成果の上がる学習ができるはずだ。
スタディサプリ中学講座を利用されるのであれば是非試してみてはいかがでしょうか。
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それではまた。