俺は指定校推薦での大学進学を強くおすすめしている。
今回は神奈川県にある公立大学・横浜市立大学の指定校推薦枠がある神奈川県立高校を紹介していく。
高校受験を控える受験生、保護者にとって、
はてな
受験しようとしている高校の指定校推薦枠がどうなっているのか
これはすごく気になるテーマだと思う。
中には、
指定校推薦枠を見て受験校を判断したい
という家庭も決して少なくない。
ネットで高校ごとに調べると確かに情報は一部出てくるのだがが...。
ということでこの記事では偏差値順に一覧で紹介していく。是非、最後まで読んでみてほしい。
横浜市立大学の指定校推薦とは
横浜市立大学では医学部医学科を除いて全ての学科で指定校推薦での募集を行っている。
指定校推薦での募集人数
それぞれの学科の指定校推薦での募集人数は以下の通りだ。
学部 | 学科 | 募集人数 |
国際教養学部 | 国際教養学科 | 55 |
国際商学部 | 国際商学科 | 50 |
理学部 | 理学科 | 35 |
データサイエンス学部 | データサイエンス学科 | 10 |
医学部 | 看護学科 | 35 |
横浜市立大学の指定校推薦入学者割合
では横浜市立大学の入学者の中で指定校推薦入学者はどれくらいの割合なのだろうか。2021年入学者のデータを見てみよう。
学科 | 入学者数 | 指定校推薦者数 | 指定校推薦率 |
国際教養学科 | 288 | 74 | 26% |
国際商学科 | 273 | 54 | 20% |
理学科 | 123 | 41 | 33% |
データサイエンス学科 | 63 | 9 | 14% |
看護学科 | 106 | 44 | 42% |
それぞれの学科では上記のような割合になっていた。
看護学科は指定校推薦での合格者の割合が大きいみたいだ
では医学部医学科を含めた大学全体で考えると指定校推薦での合学者の割合はどのようになるのだろうか。
学科 | 入学者数 | 指定校推薦者数 | 指定校推薦率 |
大学全体 | 943 | 222 | 24% |
前回まとめた同じ公立大学である都立大学(12%)と比較すると、指定校推薦の割合が非常に大きいと言える。
横浜市立大学の指定校推薦枠がある高校一覧
横浜市立大学の推薦枠がある県立高校を偏差値順に紹介していく。
偏差値や推薦枠のデータは旺文社の高校受験案内に記載されている数値を参考にしている。
推薦枠があることを公開してはいるものの具体的な数値の記載がなかった高校は「○」としている。
高校名 | 偏差値 | 指定校推薦枠 |
横浜翠嵐 | 72 | ◯ |
横浜緑ヶ丘 | 68 | ◯ |
横浜市立横浜サイエンスフロンティア | 68 | 10 |
川和 | 67 | ◯ |
光陵 | 65 | ◯ |
神奈川総合 | 65 | ◯ |
大和 | 65 | ◯ |
横須賀 | 64 | ◯ |
平塚江南 | 64 | ◯ |
横浜市立金沢 | 63 | 13 |
横浜平沼 | 62 | ◯ |
横浜市立桜丘 | 61 | ◯ |
横浜国際 | 61 | ◯ |
市ヶ尾 | 59 | 4 |
追浜 | 59 | ◯ |
横浜市立東 | 58 | 5 |
横浜市立戸塚 | 58 | ◯ |
秦野 | 57 | 1 |
港北 | 56 | 2 |
松陽 | 56 | 6 |
横浜市立横浜商業 | 56 | ◯ |
横浜栄 | 55 | ◯ |
鶴見 | 53 | ◯ |
横浜市立みなと総合 | 53 | 3 |
瀬谷 | 51 | ◯ |
横浜氷取沢 | 51 | ◯ |
金井 | 49 | 1 |
荏田 | 48 | 1 |
ご覧の通り、ほとんどの高校が推薦枠数のデータは公開していなかった。
時間を返せ!
さらに難関高校の多くがそもそも指定校推薦のデータ自体を公開していないので、実際はこの他にも横浜市立大の推薦枠を持っている高校はたくさんありそうだ。
ランキングと考察
横浜市立大の指定校推薦枠数TOP3
データが公開されている高校だけでランキングをつけてみた。
横浜市立金沢 13枠
住所:横浜市金沢区瀬戸22-1
高校公式サイト:こちら
横浜市立サイエンスフロンティア 10枠
住所:横浜市鶴見区小野町6
高校公式サイト:こちら
松陽 6枠
住所:横浜市泉区和泉町7713
高校公式サイト:こちら
ランキングはこのような結果になった。
偏差値60台の高校が枠数のデータを公開してないため、もしかすると枠数が13より多い高校もあるかもしれないが...。
そうは言ってもある程度の参考にはなると思う
偏差値50前後まで横浜市立大の希望あり
今回まとめていて、中堅の高校にも推薦枠があるということがおもしろく感じた。
同じ公立大学の都立大学をまとめた時は、
偏差値が60を下回ると推薦枠が減り55未満で絶望
という結果だったから、今回の結果には正直驚いた。
横浜市立大学公式ホームページ内『指定校制学校推薦型選抜』に、
本学への入学実績に基づき本学が指定する高等学校(中等教育学校)の在籍者を対象として、・・・(中略)・・・書類選考と面接により評価します。
と記載があるので偏差値50前後の高校にも合格実績があるということが読み取れる。
横浜市立大学といえば偏差値が52.5〜67.5の名門。
しかも基本的には共通テストで多くの科目の対策をしなければならないので、私大と比較すると実際の難易度は偏差値以上だ。
そんな大学に偏差値が50を下回る高校でも入学できる可能性があると考えるとロマンがある。
内申点や学力が思っていたより伸びなかったという高校受験生は横浜市立大学の推薦枠がある高校を受験してみてもいいかもしれない。
大学受験で大逆転だ。
最後になるが指定校推薦枠というのは毎年見直しがされるものだ。
今回紹介したデータは2021年3月現在で最新のものですが、気になる人は最新版の高校受験案内の購入をおすすめする。
それではまた。